つぶやき日記

アニメ・漫画・不思議な話、敏感体質、体調の事等など、色々つぶやきます。 

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子供の頃の思い出「漫画・アニメ三昧」(3)~「推し」との交流の話

こんにちは。このシリーズのラスト回です。

 

最後に推しの話。当時ファンになった方達との交流について。という事で、自叙伝と共にご紹介します。

 

まず、「サイボーグ009」の原作者・石ノ森章太郎先生。

「章説・トキワ荘・春」(1981年・スコラ・講談社

 

ゲゲゲの鬼太郎」の声優・野沢雅子さん。

「ボクは、声優。」(主婦の友社・1995年)

 

ルパン三世」のアニメーター・大塚康生さん。

「作画汗まみれ・増補改訂版」(徳間書店・2001年)

 

作品ではなくて、作った方の方達です。私自身が「作品を好き」「キャラが好き」よりも、製作側に興味を持って、色々知識を詰め込み(笑)、作った方達のファンになり。さらにその方達が関わった他の作品にも興味が行って、と、どんどん広がっていきました。

ここに上げたこのお三方は、最初はもちろん作品のファンになった事がキッカケでした。けれど、実際に交流してお人柄に触れると、人間的に器の大きな方達ばかりで一層のファンになりました・・・。

そう、実際にお会いしてお話ししたり、お手紙のやり取りをしたり、サインをいただいたり、と長くおつきあいさせていただきました。

 

もちろん、作品も好きでしたが、恐らく描いた作品、作画、演じた役の声、等から、それぞれの方達の人柄がにじみ出てて魅かれたんじゃないかな~と思います(その人の出しているエネルギー(想いや熱量)が、感覚的にわかるみたいなので)。

 

インターネットも無い時代、今ほど情報が出回らなかった事と、まだまだ活発になり始めの頃でしたので、ファンも昔の方が恵まれていた様な気がします。

 

石ノ森先生は、生前何度もお会い出来て「熱心な「サイボーグ009」のファン」として、覚えていただいておりました。

初めて石ノ森先生とじっくりお会いする機会があった際、「この先生は、人間的に大きい人だ」と感覚的に思って、後日、他のファンに「人間としての器の大きい人」と話したのをよく覚えています(実際にそれしか説明しようがない感じ、とにかく人間としての大きさを感じたのでした)。エネルギー的な感覚なんでしょうねぇ。

それ以来、石ノ森先生ご自身のファンになってしまって、一層他の作品を読み漁り、「009」は後ろに行きました(笑)。

ただ、先生がいらっしゃらなくなってから、さらにアニメ等、他の人が描かれた(作った)「サイボーグ009」って、出ているエネルギー自体が全く違うので、そういう意味で別物なんですよね。話がどうの、キャラがどうの、とは違う次元で。自分は「石ノ森先生」ご本人の描かれた「009」だったから好きになったのであって・・・。(アニメは作品によっては、世代的に別物として好きなのもありますけれど。)

 

野沢雅子さんとは、十代の頃、お手紙のやり取りをすごくさせていただいておりました。

個人的には、小さな頃大好きだった「ゲゲゲの鬼太郎(一番最初のモノクロ版)」の久々の再放送があったタイミングでファンになったんです。

当時の声優さんって、ブームもあって忙しかったハズで、運よくファンレターのお返事があると学校で皆で、あれこれ話をしていたのですよね~~。

もちろん、その頃の野沢雅子さんは、映画の「銀河鉄道999」のイベント等でご多忙。しかし、あの頃はファンレターをお送りするとちゃんとお返事をいただけたんです。

また、こちらで開催された映画「999」のイベントでは、サイン会と共にファンとの夢の(!)アフレコ共演もあり、自分もちゃっかり野沢さんと共演させていただきました!

野沢さんはすごく優しい方で、「ファンレターをくださった方のお名前は忘れませんよ」「そっちへイベントで行きます」等、何度も何度もお返事をくださいまして。クリスマスプレゼントで「怪物くん」カレンダーを頂いた事もありました(野沢さんからいただいた返信は全部残してあります)。

野沢雅子さんとの交流は、一時期途切れた事があったりはしたのですが、有難い事に今でもやり取りをさせていただいております・・・。

 

アニメーターの大塚康生さんは、再放送の「ルパン三世(最初の)」からのファン。アニメ雑誌での連載「作画汗まみれ」がすごく面白かったんですよね。あの宮崎駿監督や高畑勲監督の先輩でもあり、盟友でもある方、と言ってもいいでしょうか。

後年、インターネット上で個人サイトを持たれて、そこでファンの人達とのんびり交流したり、遊んだりしていらした(と思う)んです。ファンだった自分も、そのサイトの常連の一人でした。一度、サイトでの「ルパン三世お絵描き大会」で、自分も参加して私が描いた「ルパン」の絵の添削をしていただいた事もありました。

当時、全国巡回の「ルパン三世」関連の展示会で、大塚さんのサイン会もあり、参加しました。その折、初めてお会い出来て。すでにネット上で交流があったので、気さくにお話しをさせていただきましたよ。

さらにサイン会の後で、私らサイト常連と大塚さんの数人で、喫茶店(レストラン?)でミニお茶会。その際、私は珍しいキャラをリクエストして、色紙に描いていただきました(「太陽の王子ホルスの大冒険」のホルス。あまりリクエストする人はいなかっただろうキャラで、後日、「珍しくホルスを色紙に描いた」と大塚さんが他の方におっしゃったのを、人づてに聞きまして、「それ、私だわ」と(苦笑)。)。

大塚さんはアニメーターとして凄い、だけの方ではなく、お人柄もやはり器が大きい人。しかも楽しくて面白い方でした。

 

今になると、こうした楽しくて懐かしい思い出ばかりです・・・。

 

私自身、フットワークが軽くなったおかげで、他にも大勢の「推し」作品に関わった方達にはお会いしています(サイン会やイベントで)。

漫画家では手塚治虫先生、やなせたかし先生、モンキー・パンチ先生、安彦良和先生、他。

後年、「鉄腕アトム」でお馴染みの声優・清水マリさんにもお会い出来ました。

好きな特撮ですと、「仮面の忍者赤影」の主演の赤影(坂口祐三郎)さん、青影(金子吉延)さん、「ウルトラセブン」のモロボシ・ダン森次晃嗣さん)、「ウルトラマン」の中の人で「ウルトラセブン」のアマギ隊員(古谷敏さん)等、色々な方達にお会いしました。

 

後、作家でもあり、脚本家の辻真先先生には、アニメイベントで一度お会いして、さらに後年、サークルのインタビューで熱海のご自宅にもお邪魔させていただきました。

 

「TVアニメ青春記」(1996年・実業之日本社

 

自分自身、作品内容も詳しいので(ご本人より(笑))、会話がはずみました。こっちも童心に返って元気を頂いてました。

 

インタビュー以外は、殆ど一人で参加してましたので、そっちは気楽でした。今でいう、「推し活」でしょうね~~。

 

自分はこんなにもアクティブでフットワークの軽い人間だったんだ!と自覚し、目覚めましたわ(もっと子供の頃は内向的で暗すぎた)。

 

という訳で、「漫画・アニメ三昧(と言いつつ、特撮も含む)」についてはこの位にしておきます。

ここまで、読んで下さって有難うございました。

 

PS:昔は貴重なサインや資料類をブログ等に気軽に載せていましたが、トレスしてオークションに出す、勝手に使う、等が起きてましたので、今はそれらは載せません。ご了承を。

上に載せた野沢雅子さんと大塚康生さんの本は、サイン会で直接サインを頂いた本です。(辻真先先生の本もインタビュー時にサインをいただいてます。)